王道を征く。ちゃんとおいしいアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノの作り方。
大学に入学してから1年間で100回は作ったであろうペペロンチーノ。今回はその作り方を公開します。最近になってやっと安定したクオリティが出せるようになってきましたので、皆さんの参考になればと。
最近、フライパン一つで作る邪道ペペロンが巷では流行っていますね。僕も一時期その方法で作っていましたがどこか味がしつこい。確実に乳化するのは楽なんだけどね。
というわけで、流行に逆行しながらも王道を征くペペロンチーノの作り方をあえて紹介していきます。。
概略
材料(一人前)
・ニンニク10g程度(1~2片)
・唐辛子(量はお好みで)
・食塩(量は後述)
・パスタ1.6~1.7mm(100~120g)
・パセリ(なくても可)
・オリーブオイル(20~30g)
ポイント
・材料をケチらず贅沢に
・塩はちゃんと計量する
・ニンニクは焦がさず白いままで!
・最後の課程で無限に混ぜる
詳細
材料
・唐辛子、ニンニク
唐辛子は辛いのが好きな人は多めに。苦手な人、普通の人は1~2本でOKです。ホール、輪切り、好きな物を使って下さい。
ニンニクは国産orスペイン産など。中国産はスカスカしていて、ツンとした辛味が強いので向きません。量は一人分あたり10gを目安に。増やしても大丈夫です。ケチってはいけません。
・パスタ
1.6mmか1.7mmあたりがおすすめです。
慣れるまでは100~120g位で作りましょう。ブランドの指定は特にありません。僕は大抵1kg200円で売ってるやつを使ってます。
・食塩、水
上の量の麺に対し、水1.5L、食塩20gがおすすめです。濃度にすると約1.4%となるようにして下さい。
麺100gに対する水の量は最低1Lを確保して下さい。今回は余裕を持たせて1.5Lとしています。
・オリーブオイル
特に種類の指定はありません。エクストラヴァージンの香りが苦手な人はピュアオリーブオイルやヒマワリオイルがブレンドされた物を使って下さい。僕は健康に良さそうだからとエクストラヴァージンを使ってます。
量に関しては一人分当たり20~30gを目安として下さい。多く入れる分には問題ないですが、ケチるのは厳禁です。
感覚的な量は後述します。
・パセリ
あっても無くても味は変わりません。たぶん。
こいつがあると見た目が10倍くらいよくなります。マジで。
インスタに写真載せたい人は是非用意しましょう。
調理過程
1.
鍋に水と食塩を入れ火にかけます。
中火くらい。
2.
水が沸騰するまでの間にニンニクをぶっつぶします。
刻む、スライスなど様々な宗派があるかと思いますが、僕のおすすめは「つぶす」です。
いい感じに細胞がぶっ壊れる上に、表面積があまり大きくならないため焦げにくくおすすめ。
芽は取っても取らなくてもOK。
つぶすとこんな感じ。
一緒に唐辛子も刻んでおきましょう。
僕は辛いのが好きなので種ごと入れてます。この辺はお好みで。
3.
フライパンにニンニク、オリーブオイルをニンニクが浸るくらい入れ、超弱火にかけます。とろ火ってやつですかね。火が消える寸前を狙っていきましょう。(かと言って火が消えないように注意!)
フライパンを斜めにしてオイルを一カ所に集めるといい感じです。
ここで中火、強火にする人は一生キッチンに立ち入らない方がいいです。マジで。
ジュワジュワしてきたら一旦火を止めます。絶対に焦がしてはいけません。落ち着いてきたらまたとろ火で、、、を繰り返します。
4.
そうこうしていると、水が沸騰してきます。
ちゃんと沸騰したのを確認したら、麺をダイブさせます。
しっかり奥まで沈めたら、しばらく放置です。特にまぜる必要はありません。強火寄りの中火くらいにして思いっきりぐつぐつしましょう。
ゆで時間は、表記より1分半短く。今回は9分ゆでの麺だったので、7分半くらいゆでます。
5.
この間に、フォークでニンニクをさらにつぶします。やけどに注意。
このくらいまで細かくなればOK。
ニンニクを砕いたら唐辛子を入れます。
6.
ゆで始めてから3~4分経ったところで、ゆで汁をフライパンに投入します。おたま2杯くらい。
ここでフライパンの火力を中火にします。
投入するとこんな感じ。
待っとくのも暇なので、茹で終わるまでフライパンを振って遊びます。この課程で若干乳化します。
7.
タイマーが鳴ったら鍋の火を止め、パスタをフライパンに移します。この時点ではちょっと固め。
ここからが超重要です。フライパンの火は弱火寄りの中火にして、2~3分ほど混ぜ続けます。
パスタに遠慮はいりません。パスタを”分からせる”つもりでがっつり混ぜます。
↑混ぜ始めはオイルがスープ状になっていますが、、、、
しばらく混ぜていると、乳化が進みパスタにオイルが馴染んで液体がほぼ見えなくなります。
ここまでくればほぼ終わりです。ちょっとベタベタしすぎていたら、ゆで汁を少しだけすくって軽く混ぜればOK。
8.
最後に盛りつければ完成!パセリをパラパラッとしてあげれば見た目もGood!