はむのぶろぐ

某大学の某チャリ部員によるブログ

僕は中古が好きだ。

僕は中古が好きだ。結構昔から中古が好きだ。

中1の頃、自作PCに目覚めハードオフの存在を知ってからは、近くを車で通るたび親に寄ってほしいとねだっていた。

高校生の頃は、「大学生になったら、ハードオフでバイトするんだ!」と思っていたほどである。しかしながら、現在住んでる家と最寄りのハードオフが絶妙に遠く、その夢は諦めてしまっている。自転車で20分と少しくらいの距離だから通えないことはないものの、雨が降ってきた時の事を考えると気が進まないというものだ。

たまに、中古は嫌いという人もいる。
そういう人はだいたい口を揃えて、「赤の他人が使ったものなんか使いたくない」と言う。
ごもっともである。ぱっと見きれいだとしても、もしかしたら前のオーナーがベロベロと舐め回してるかもしれないし、そんなことはなかったとしても前のオーナーはトイレに行っても手を洗わない人だったかもしれない。そういう可能性を考慮すると、中古は嫌という気持ちも分かる。
むしろ、そういった中古が嫌いな人のおかげで新品が売れるわけで、僕からするととても有難い存在だ。ありがたやありがたや。

僕は中古が好きだ。

これは当たり前だが、何と言っても安い。安さは正義だ。特に金のない学生にとって、安いということの価値は相対的に大きくなる。
中1のときに初めて組んだ自作PCは、なんとか1万円に抑えようと頑張ったものである。そうなると必然的に中古に手を出さざるを得なかった。結局2万円くらいかかったけど。

中古の中でもジャンク品は特に好きだ。
ハードオフに行ってまず見るのは大量に陳列された青いジャンク箱だ。
ジャンクだから、何に使うか分からないものやボロボロすぎて修理すらできないようなもの、使い方は分かるが用途が全く見つからないものなどがほとんどなんだ。だけど、その広大なモノの海の中から前から欲しかったものだったり、使えそうなものが見つかったときが本当に楽しい。
ちょっと壊れているものを仕入れて、それを修理して使うこともまた楽しい。修理が上手く行ったときの喜びは何物にも代え難い。
たとえいいものが見つからなかったとしても、その探す作業自体がとても楽しい。本当に宝探しみたいで、心がワクワクする。

ハードオフなどのリユースショップに限らず、中古漁りは楽しい。
父親が昔からネットショッピングやネットオークションを多用する人だったから、僕はそういったものに全く抵抗がなかった。
だから僕は欲しい物が生まれると、リユースショップを漁ると同時にヤフオクを漁っていた。中1の時に組んだ初めての自作PCのパーツの多くはヤフオク仕入れたものだ。

そして、ヤフオクでカテゴリ検索をしていると自分の知らないモノにたくさん出会うことができる。自分の知らない昔の規格やニッチなモノに触れられる数少ない機会だ。
色んな規格が出てくると、この規格とこの規格は互換性があるのか、どうすれば互換性を持たせることができるのかと暇さえあれば調べることになる。その作業を通して、モノに対する知識はもちろん、情報を探し集める力も身についていく。
中古は自分自身を成長させてくれるんだ。



だから僕は、中古が好きだ。